トム＝エイブラハムソン氏が開発したライカM型用のRapidWinder、極初期の量産型です。 1987年ー89年に製作されたいわば先行量産型のA001からA164までの164台のみが、真鍮製のシェルを採用しており、以降の量産型とは異なるトリガーデザインが特徴的です。 89年代以降はアルミシェルが採用され、ブラック仕様はアルマイトやペイントになってしまったため、このような真鍮にブラッククロームメッキの良好な質感も失われてしまいました。 詳しくは下記を参照ください。 https://cameraquest.com/rapidwindergenealogy.htm 本家ライカのLeicavit MPをベルトドライブ方式に改良し、Leicavit Mよりも前にRapidWinderとして販売していたものですが、機構の詰めは甘いため、入手時の動作はあまり良くないものでした。 実用にあたり、グリスアップと各部のクリアランス調整を行っております。装着時に底面のカップリングと角度さえ合わせてしまえば、手持ちのMPとM-Aでは良好な動作を確認しています。 M4-2以降の、M6、M7等、ブラッククロームのボディに質感はピッタリだと思います。 趣味製の高いものですので、ご理解のある方に。 機材整理のため出品します。