＜アキュフェーズ/E-306＞ 1994年発売（1997年購入）260,000円 電流帰還型増幅回路の採用により位相回転が発生し難い 500VAの大型電源トランス 22,000μF×２の大容量フィルターコンデンサー搭載 ラインアンプはディスクリートで構成 MM/MCカートリッジ対応 バランス入力２系統（バランス伝送） プリとパワー独立入出力端子・切替えスイッチ SP出力は１系統 トーンコントロールは省略 サイズ：475W×170H×418D/mm 重量：20.2kg 取説＆リモコン付き ＜状態＞ 故障品となります。 電源は入ります。両メーターのランプは点かない場合が多いです。ライン入力・フォノ入力から音声信号は聞こえますが、”ブーン”というハム音のようなノイズが割と大きく入ります。電源オン後に半田ごてのような臭いが強くします。アキュ社に以上の症状を説明したところ、修理は出来るとのこと。単純な修理の場合は３万円前後、古い機種のためオーバーホールに近い対応になった場合、修理費用は５万円～７万円前後の見積りということです。以上の費用を考慮した上でのご購入になります。（ご自身で修理できる方は別） リモコンは普通に反応します。外観は天板に数か所傷が認められます（写真）。その他細かな傷はありますが、気になる程ではありません。 使用頻度はそれほど高くありません。常時使っていたわけではなく、たまにADとCD入力で聴いていました。 ＜寸評＞ 広いレンジとクリーンな音場感が魅力です。冴え冴えとした高域と品のいいややゆったりとした低域が特徴。ゴリゴリと前に張り出してくるサウンドとは若干違います。長く使っていて飽きの来ない音質です。 フォノイコライザーが優れている機種です。実に瑞々しくクリヤーで、低域の支えがしっかりした安心感のあるサウンドです。解像度が高く尚且つ音場の広い表現です。この機種以降はフォノイコはオプションとなり、外部からユニットを差し込む形になるので、接点が増えた分やや不利な構成となっています。内蔵型のフォノイコの良さが出ていると感じます。