詳細情報： •発行年: 1854年 •国: フランス •素材: 銀（シルバー） •直径: 約27mm •グレード: NGC MS 61 この美しい銀製ウェディングメダルは、1854年にフランスで制作されたものです。表面（オブバース）には、新郎新婦が跪き、司祭が祝福を授ける場面が繊細に描かれており、フランスの著名な彫刻家 Jean-Jacques Barre（ジャン＝ジャック・バレ） または Achille Devéria（アシル・デヴェリア） との関わりが考えられますが、刻まれた「DEPAULIS」のサインから、当時の有名な彫刻家 Armand-Auguste Caqué（アルマン＝オーギュスト・カケ） の師である Jean-Baptiste Nini（ジャン＝バティスト・ニニ） との関連も指摘されています。 裏面（リバース）には、中央にゴシック様式の「pp」のモノグラムが刻まれ、周囲を美しい花環が取り囲んでいます。このデザインは結婚の祝福と繁栄を象徴しており、当時のフランスにおける結婚記念品として贈られた可能性が高いです。 このメダルは、Numismatic Guaranty Company（NGC）によって MS 61（未使用品に近い状態）と評価されており、表面の輝きと細部の美しさを保っています。 コレクションや歴史的記念品としても価値が高く、美術的にも優れた一品です。