発売開始 1981年 販売当時価格 59,800円 重量 7.1kg 1979年発売のフラッグシップ機SL-10の一年後1980年に発売されたのがフルサイズのSL-QL1、その普及機として翌年発売されたのが当SL-DL1です。QL-1からクォーツを外されキャビネットもアルミではなくTNRC(振動吸収プラスチック)とし安価に発売されたモデルながら、音質に直結する基本設計はQL-1と変わりません。今となってはクォーツ制御のQL-1よりも簡単にピッチ調整できるDL-1の方が安心感さえあるかと思います。 ☆動作は… 手持ちの交換針にて音声出力左右共に確認しました。フロントのピッチ調整ダイアルにて45rpm33rpmともにしっかりストロボが止まりました。劣化しがちなターンテーブルマットの硬化もなくLPもEPも自動認識します。2スピードのアーム移動もスムーズでリピート機能も問題ありません。 ☆音質は… 検索すればわかりますが、この機種以降はCDの普及と共に多機能化されるも音質に関わる部分は簡素化されCDにプレイヤーの座を譲っていきます。テクニクスにおいてDL-1は音楽再生を純粋に楽しめる最後のモデルかと思います。 ☆外見は… 割れやキズや焼けも無く年式を考慮しても美品と思います。純正の穴あきターンテーブルマットは柔軟性を保っています。 ☆付属品は… テクニクス純正EPアダプターと純正カードリッジEPC-P23。別途某オークションで入手した大東京宝石の未開封新古品交換針EPS-23ESを付属します。 動作確認済み。Phono対応アンプかイコライザーがあれば即使用できます。上位機種を入手したため使用頻度の少ない機種から順次出品します。 スマートフォンが2年で買い替えと言われる中、40年以上前の国産電子機器が実用に耐えるのは、日本人として誇りを感じます。しかしながら古い電子機器ですので、輸送中の振動や使用中にハンダ割れや電子部品の劣化など思わぬ不具合が発生する可能性があります。できれば、ご自身で対応できるスキルのある方が望ましいかと思います。 また40年の歳月の中で過去の修理歴や細かな部品交換歴などはわかりません、新品の現状渡しです。故に返品・返金・修理・保証等はできません。新品オーディオ機器のリスクをご理解了承されてる方のみ、ご検討・購入をよろしくお願いします。