「ジムを置いてあるグローブ使っていいよ。」 20年以上前。 今宵ガチンコファイトグラブに応募するべくボクシングジムに入会したワタクシ。 今では昆布なんぞ使わねぇとゴミのように思うバンテージすら当時ワクワクして巻いたもの。 ボクシング雑誌のランキングを毎日見て俺もいつかはここに名前が載るんだと思っていたあのつぶらな眼。 いったいどこに行ったんでしょうか。 つぶらな瞳　燻んだ目になりました。 今宵涙が止まりません。 話は変わります。 まずボクシングジム入会OR体験時に驚くのは共用グローブの匂い。 その匂いは目が開くと終わりと言われる黄金聖闘士のシャカの目が開くほど。 ぞうきんを干した１００倍の匂いプラス誰かの汗が染み込んだ、どこか湿ってる不快感。 そんな不快感を卒業するグローブを今宵紹介。 まあこのサムライエッジ　ボディメーカーの中で唯一推せるグローブです。まぁ真面目に作ったのがわかる。他のグローブはなんなんだと思うほど。 もはやウィニングの時代は20年前に終わりました。別にアンコはこれ変わりません。好みの問題ですがadidas系、リーボック系やボディメーカーなどの廉価版に使われるいわゆる手を痛めにくい発泡スチーロール系のアンコは私はある程度の経験者には打感の関係上勧めません。 初心者はそっちの方がいいと思いますこれは経験者向け。 それよりも　 オール本革のさらにこのグラブ唯一の特徴。 手の平の硬さ。 獰猛な動物から剥ぎ取ったようなこの革。この「硬さ」が 拳のパワーを伝える 唯一無二のボクシンググローブ。 デメリットは本当にタイトさ　それが故におすすめするのは14.16オンスになる。致命的なのはベロクロの弱さ。これはほぼ未使用だから問題ないが、過去何度もベロクロが使えなくなった例を知っている。 確かに新しいサムライエッジは握りやすくなった しかしアンコがまるでアディダスのようになってしまった。こうなるとこのメーカーを選ぶ意味が無くなってくる。同価格帯の中華メーカーの方が正直現在は品質がいい 恐らくもうボディメーカーはアパレルとフィットネス用品メインで商売していくのだと思う。 手に入る時代にどうぞ。他には無い尖ったグローブ。 オールラウンドな本革グラブならプライズリングとかタイトルとかを進める、少し高いが。