(jt-2412-21-4) 70'sヴィンテージ！ ベネズエラのアーティスト、Teresa Gonzalez(テレサ・ゴンザレス)による、鮮やかな色合いのハンドメイドウールのタペストリー。 経糸に木綿糸を張り、ウールの毛束を結びつけるよう絡めるノッティング織という技法を使い、織り上げられています。 テレサは、カリブ海沿岸のベネズエラ北西部とコロンビア北東部の国境にまたがる、グアヒラ半島に住む先住民族である、ワユインディアン。地球とグアヒラの人々の起源の神話では、ワユは北東の風と雨の女神から生まれたとされています。 ワユは、植民地時代、スペイン人や土地所有者、カトリック教会に抵抗し、独自の文化を受継ぎ、現在はコロンビアとベネズエラで最大の先住民族。主な産業は織物で、コロンビアにおいて、最大の輸出品となっています。 テレサは、ベネズエラのエスタード・スリア州のラグナ・デル・パハロ に有名な工房を持ち、2017年に亡くなるまで、色鮮やかなカラーリングで独自の世界をウールで描き、数々の素晴らしいタペストリーを制作し続けました。世界中に、彼女の素晴らしい作品のコレクターがおり、中には20万円程の高値がついている作品もあるほど。 表地はウール、表には見えませんが経糸にコットンが使われています。背面はコットンキャンバス。 サイズは迫力のある、約78cm×113cm。 タペストリーの右下に、略称のtereのサイン。 背面には、ラグのサイズ、サインがボールペンで書かれ、少し薄れて見えにくいですが、TERE Artesania Guajiraの刻印入。 ブラックの背景に、ライトブラウン、サックスブルー、ケリーグリーン、レッド、イエロー、バーガンディー、ホワイトのウール糸で、美しい鳥が描かれています。 背面は、端をしっかりと織り込まれた丁寧な仕上げのコットンキャンバス。間隔をあけてステッチ留めされていますので、木などを差し込み、壁かけにすることも可能。 デザイン、カラーリング、背面、サイン、どこを見ても美しく、アーティストのスピリットとセンスを大いに感じる作品。 深い息が漏れるほどの、素晴らしいタペストリー。 ラグやタペストリーのーティストの方にも参考資料、一生の宝物となる素晴らしい作品です。 今後、彼女の作品には出会えないと思います。1点ものですのでお早めに！